ジギタリスレコード喫茶部
2017-09-12T22:54:15+09:00
digitaris
音楽のかからないロック喫茶
Excite Blog
ジギタリスレコードのホームページ移設のお知らせ
http://digitaris.exblog.jp/28122589/
2017-09-05T13:02:00+09:00
2017-09-12T22:54:15+09:00
2017-09-05T13:02:15+09:00
digitaris
未分類
契約しているプロバイダがホームページサービスがことし秋までに終了するということで親サイト「ジギタリスレコードホームページ」の移設を余儀なくされることになりました。左のメニューのリンクはすでに新HPに移動できるようになっていますが、ブックマークも合わせて変更宜しくお願いします。この機会に予てから懸案だったホームページのリニュアルを敢行し、ジギタリスレコードも新たにオフノートレーベルの好意により傘下に加えさせていただいたので、これからは「ジギタリスレコード/オフノート」(「オフノート/ジギタリスレコード」)という形で表記されることになります。内容に関しては変わらず桂牧が製作する音楽を扱うレーベルとなります。
ところでこのブログも更新が滞ったままですが、新ホームページにブログの機能が備わっていますので今後そちらの方の更新が続くかと思います。とはいえ現在facebookの方の活動が主になっているのでブログは停滞状態のままになると思われます。また使い勝手の問題でまたこちらの方に戻ってくる可能性も考えられますので、このブログはそのまま存続させていこうと思います。どうぞ宜しくお願いします。
PS:コメントの書き込みは今まで通り普通に書き込めますが、スパムコメント防止のため画像認証があります。面倒かけますがお願いします。また、コメントが表示されるまでに少々時間がかかります。スパムでないのを確かめる手順を踏むためです。面倒かけますがよろしくお願いします。
新ホームページhttp://digitalisrecord.jimdo.com/
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コメント欄一時承認制
http://digitaris.exblog.jp/20703563/
2013-10-28T09:58:00+09:00
2017-09-12T22:47:50+09:00
2013-10-28T09:58:24+09:00
digitaris
お知らせ
長いことお留守にしています。ごめんなさい。
もう少し余裕ができたらジギタリスHPの方も一緒に復活したいと思います。
とりあえずfacebookの方でやっておりますので何かありましたらそちらの方へ。
ところで、長いこと放置しておりましたところ
スパムコメントに乗っ取られて見苦しい状態が続いておりました。
それで一時コメント欄非表示にしていましたが復活させております。
それでもスパム攻撃は絶えないと思いますので、
いただいたコメントは
こちらの方で承認するまで表示されないという設定にしました。
スパム以外のコメントはもちろん承認しますけれど、
表示されるまでに少々時間がかかる場合があります。
コメント書き込みは今まで通り普通に行えますが画像認証がありますのでよろしくお願いします。
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「秘密保全法」を通してはなりません!
すべての原発は再稼働させず廃止!
福島第一原発4号基の燃料棒取り出し作業は公開せよ!
TPP絶対反対!]]>
うらたじゅん個展のお知らせと志摩線の話
http://digitaris.exblog.jp/17849770/
2012-08-10T00:52:00+09:00
2012-08-12T14:56:40+09:00
2012-08-10T00:52:32+09:00
digitaris
お知らせ
京都時代からの古い友達、うらたじゅんの個展『駅で待っている』のお知らせです。9月15日(土)~30日(日)迄、京都出町のトランスポップギャラリーというところでやるそうです。
詳しくはうらたじゅんのブログへ
載せた絵は多分廃線になった野上電気鉄道の始発駅をイメージしたものだと思います。
子供の頃、時刻表を見るのが好きで、路線図を眺めていると全国の旧国鉄の主要な駅にはかなりの数の私鉄の始発駅がくっついていて、そういう国鉄との乗り換えの状況とか、ホームが「ヨ」の字のように改札の手前で繋がっていたりする様子を想像して白昼夢を楽しんでいました。いつか実際にそこへ行って目で確かめてみるぞと思っているうちに世の中は想像を絶するスピードで新陳代謝を繰り返し、ローカルな私鉄や旧国鉄の盲腸線などが消えてゆき、ぼくが訪れるまで待っていてもらうことは出来なかった。それでも夏休みなどにぼくの田舎、志摩へ行くときには必ず乗り換えなければならない参宮線の終点鳥羽駅と、賢島までの三重交通の始発鳥羽駅が同じホームの高さで繋がっていたりするのがこのうえない幸せでした。三重交通の電車は一二両編成くらいの小振りながらわりと普通の電車でしたが、出発のときにドアが閉まると同時に「チン」とチンチン電車のようなベルが鳴るのが面白かった。電車の本数も昔は一時間に一本か二本くらいだった筈で、その時間待ちに昔の風情ある鳥羽の本通を歩いて食事などをするのも楽しみでした。
実はその先にもおまけの楽しみがあって、賢島へ着くとそこから巡航船に乗って生地和具へとたどり着く船旅の、賢島のいかにも貧相な構えの真珠店の中にある発船券所とか、和具の簡単な桟橋にトタン屋根の船着き場とか、ぼくには普段味わえない田舎のワイルドな生活よりも、行き帰りのめくるめく光景の方が遥かに宝物なのでした。
うらたじゅんのこういう絵はやっぱり同じ電車好き駅好きの愛情がありありとみえて、自分の目で観て描いているように楽しめるのが好きです。
(うらたじゅんさま、絵の無断掲載お許しください)
[追記]
この野上電気鉄道の電車、なんだか懐かしい気分にさせるなあと思っていたら、やっぱり! 近鉄が入る前の時代の三重交通の電車とかなり似通った外観のものでした。「ナローゲージ」といって線路の幅が少し狭く、電車も若干小振りなのです。だから「チン」と鳴るベルも電車の可愛らしさと相互作用しているんだと思う。
このサイトのページには鳥羽駅の様子も少し写っていたり、沿線の雰囲気も分かったりで嬉しいものです。今はもう近鉄特急が乗り入れして雰囲気がだいぶ損なわれてしまったけれど、沿線の景色はそれほど破壊されていないのが、いまだにローカルな地域だということを表しているのかな。名古屋から下って行くと伊勢市まではのどかな伊勢湾沿岸地域の気候なんですが、伊勢から一つ山越えをすると一気に南国的気候に転じてしまうのが、本当に不思議な志摩というところ。英虞湾を隔てたぼくの生地、和具では昔は巡航船で一日遅れで新聞が届いていたものです。
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12,7,29国会議事堂大包囲
http://digitaris.exblog.jp/17815095/
2012-07-30T18:09:00+09:00
2012-07-30T18:29:53+09:00
2012-07-30T18:09:19+09:00
digitaris
脱原子力関係
昨日のデモ行って来ました。
年齢だけではなく社会的な層も幅広く、ざっと見た限り若者よりもおじさんおばさんヂヂババが目につきました。特に友人同士、夫婦とかだけでなく単身で来ているような普通のおじさん、おじいさんが多く見受けられたようなのも今までにあまり見ない感覚でした。まあぼくもその一人ですが、デモ開始前の日比谷公園でぶらぶら歩いていたら、facebookでお友達になったお方とバッタリ。よく写真で彼がいつも手にしているプラカードがパッと目について、声をかけたのでした。彼も心臓に爆弾を抱えながら単身で毎週金曜日、ここに来て頑張っているのです。
その場に居るとどのくらいの人数が来ているのかよくわかりません。あとで報道などで分かると思いますが、かなりの人数が来ていたようです。
その場からはずいぶん遠くに居たので分かりませんでしたが、議事堂正面ではバリケードが破れて道路に人が溢れかえったようです。警察の警備はどう考えても過剰です。
これを機にもっと多くの人が重い腰を上げれるようになればいいと思います。なにをアピールするということでもなく、大きな人数になろうというところ、そこから始まると思うのです。原発を一時止めたからといってすぐにどうなることではないですが、とんでもなく独占的な利権構造が外側から崩れ、揺らいで、社会のあり方をもう一度僕らの手の中に戻すことが可能になると思います。そのためには多くの人が身体を張ること、といってもとにかく人数がふくれあがることが支配側としては一番の脅威であるということなわけですから、こういう場に思い切って参加することだけで十分なのです。
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ホームページ復帰
http://digitaris.exblog.jp/17768723/
2012-07-17T00:05:05+09:00
2012-07-17T00:05:06+09:00
2012-07-17T00:05:06+09:00
digitaris
お知らせ
今日facebookで何十年ぶりかで僕を発見してくれた古い友達が、ジギタリスレコードのホームページを観て画像やら何やら表示されない問題を指摘してくれました。あれー、それはちゃんとしていた筈なんだけどなあとずいぶん放置しておいたサーバーの方のファイルを覗いてみたら、コピーして移しておいた筈の画像や音声ファイルがすっからかんと消えていました。プロバイダー移設のときには上手く表示されないので何度も確かめたので、その時点ではファイルがあったのは確かです。コピーのときに中途半端な状態で上手く移設出来なかったんだろうとは思いますが、もう4年くらい経っていて今ごろ見直したら結果が反映されているなんて摩訶不思議。まあいいや、とにかく欠落したファイルをコピーしたらほとんど上手く表示されるようになって万々歳です。
ということでまた写真を観たり音を聴いたり出来るようなHPに復帰しました。あとはリンク切れしているところがあったりとか、ぼちぼち修理して行って、ゆくゆくはまた新しいコンテンツを置いて行こうかと思っています。音楽の方もいろいろ障害があって挫折を繰り返しましたが、それでも超スローペースながらなんとか続けておりますので、忘れないでやってくださいね(笑)。夏の間に少しサウンドの方をまとめてみたいと思っています。
しかしホームページ制作に詳しい人に再会出来て、ほんとによかった。感謝感謝。
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つつがなしや
http://digitaris.exblog.jp/17668324/
2012-06-18T15:07:00+09:00
2012-06-22T20:38:32+09:00
2012-06-18T15:07:51+09:00
digitaris
横浜散歩
仕事中に持ち歩いているデジタルカメラが壊れた。ズボンの前ポケットに入れておかないと階段の上り下りに始末が悪く、しかしそうしておくと牛乳瓶のケースや車の荷台の角に押し付けてしまったりしてすぐにあちこち痛んでしまう。まずディスプレーが痛んでフラッシュでまぶしく目を射られたような空白部分が現れ画像がほとんど見えなくなる。そしてそのうちポケットの中で勝手ににパワーボタンが押されてしまい、ズーム機構が壊れてしまった。チュイーンと出て来たレンズが斜めに曲がってボディに収まらなくなってしまったのだ。本当はズームなんぞいらんのだけれどな。一番手前の広角だけしか使ってないし。
というわけで既に二台のカメラが壊れ、仕方がないので前に使っていた一台目を引っ張りだしてくる。こいつは写らんことはないのだけれど挙動が怪しく、時々バッテリー切れのメッセージが出て使えなくなる。充電したばかりなのに。ピントがちゃんと合うのかどうかも怪しい。なんせ二回くらいアスファルト上に落下しているのだから。夜の写真が撮れて、しかもヘヴィーデューティーな機種はないかな。今のところキャノンしか夜写真が撮れるものを知らない。パナソニックはダメだった。この性能はカタログには載っていないのでほかのメーカーにはなかなか手を出せない。撮ってみて自宅で露出矯正(強制)してみない限り確かめようがないからだ。
ー◦◆◦ー
突然見知らぬお方からお誘いがあり、半年ぶりに外出する。見知らぬといっても知り合いの知り合いらしいのだけれど、久しぶりの外出がちょっと緊張感のあるものなのはなんだか変な気分。山下公園近辺がいいようなので待ち合わせの場所は元町のスターバックスにした。今は行きつけの珈琲屋もないし、あったとしても遠かったり説明のしにくい場所にあったり、スーターバックスは無難すぎて相手に申し訳ない気もするな。まあ無事発見され雨がちの予報も思いがけなく晴れ渡って、のどかなテラスで雑談。CDも一枚売れていい気分。向かいにみえる元町プラザは一二階の外観こそリニュアルされたが、ぼくの知っている頃から建っていて、上の方の集合住宅部分はかなりレトロな外観だ。だいたい元町のお店はほとんど看板建築だから、見た目ピカピカでも中身はレトロなので、看板部分を解体したらいったいどんな姿が現れるのだろうか、そんなものが観てみたい。意外に骸骨のような素っ気ないものだったりするかもしれないが。
三味と駄々の隣組
昼もだいぶ下がった頃に別れて石川町で電車を見送り、ぼくはそのまま寿町を抜けて真金町、横浜橋方面にてくてく歩く。これは日本大通の続きなんだが同じ名前なのかな、まあとにかくその広い通りを南西方面に下って行くと右手に中央分離帯のある通りが現れる。真金町の入り口はこっちからだと分かりやすいんだな。永楽湯が開いていたが迷った末あきらめた。タオルを持って来ていたら入ったが、その上時間の余裕が少しなかった。お気に入りの三味と駄々の隣組を観てから、葵の紋が戸袋にレリーフされているタバコ屋さんを横目に「濱マイク」ロケで使われた喫茶店のある細い細い路地を抜けて横浜橋商店街に出る。夕方の買い物時間で商店街は大にぎわい。なんだか中国語のような言葉でおじさんが店先で怒鳴っている。店のおばさんも同じ言葉で応答。周りに見物人の人垣が出来るが、多分口喧嘩程度なので大事にはいたらない筈。そんな横浜橋商店街。ジャガイモ1キロとチンゲン菜一山買って行く。それぞれ98¥なり。
横浜橋通りをさらに西に抜けると一見普通の住宅地に出るのだが、四面の道路に囲まれた地区の中は人がすれ違うには横向きにしても身体が擦れ合うほどの細い路地が縦横鈎状に入り組んでいる。中に侵入して行くと複雑な構造をしたアパートや住宅が隙間なくひしめき合って、ちょっと場違いなところへ迷い込んだ気分にさせられる。去年の震災後一度訪れたきりだが、今もほとんど変わらず、静かなたたずまいと時間が粛々と流れているようだ。なんだか安心して帰途につく。
美容工務店、いや工務美容室
というわけで写真はすべて去年のもの。
今日のBGSは脳内でイーノをループさせてみる
<関連記事>
ジャグフェス、そして横浜観光(其の弐)
横浜に遊郭があった
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ローラとバード
http://digitaris.exblog.jp/17587398/
2012-05-27T11:50:00+09:00
2012-05-27T17:10:46+09:00
2012-05-27T11:50:29+09:00
digitaris
映画・音楽・アート
オットー・プレミンジャー監督『ローラ殺人事件』を観る。オットー・プレミンジャーは今でいうオーストリア辺りの出身で、ナチスを逃れてアメリカにやって来たという映画演劇界では割とよくあるパターンなんだけれど、同じ地方出身のビリー・ワイルダーが監督したかの有名な『第十七捕虜収容所』で憎たらしいナチの収容所長の役をやらされ、それがまたはまりにはまってしまったというかわいそうな経歴の人。そんなプレミンジャーが初めて撮ったデビュー作、とくればそうだ、前に書いた記事にも出てくるが、この間観たRKOラヂオ映画社製作のとびきり美しいホラー映画『キャットピープルの呪い』はロバート・ワイズのデビュー作だったな。妙な偶然、というか今は40年代前後の古い映画を立て続けに観ているからそれほど不思議でもないのだった。
デビュー作というのはどんなものでもだいたいが切れ味のよい瑞々しさを持っていて、この映画もヒッチコックとはまた違った、けどとてもしゃれた感覚のサスペンス映画。SF、ホラー映画でも毎度おなじみのヴィンセント・プライスが若い!とか、観どころは多いがまあ例のごとく映画の内容よりも音楽に関する話を。
テーマ曲というのはだいたいタイトルバックからいきなり流れ出すものだけれど、この映画も例に漏れずで、ぱっと聴いて即座にジャズのレコードで聴いた覚えがあるなと思った。翳りのあるとても印象的なメロディー。作曲はデヴィッド・ラクシン、アレンジは多分エミール・ニューマン。ランディー・ニューマンの伯父さんだな、たしか。ニューマン家はハリウッド御用達音楽一家。シンプルな編成なんだけどとてもゴージャスな香りがして、それは一流のハリウッド音楽だ。どんなレコードで聴き覚えがあるのかなと思っていろいろあたってみたら、エリントン、シナトラ、ナット・コール(唄で有名なナット・キング・コールだけれどピアノがいいのはあまり知られていないんだな)など結構いろんな人がやっているのでそれぞれに何度も耳にしているに違いない。知らなかったが初演はなんとチャーリー・パーカーらしいのだ。ストリングスと競演で、当時はパーカーも地に落ちたとか酷評されたらしいけど、これがまたいいんだなあ。
チャーリー・パーカーさんて実物はイメージに似合わんおっとりした風貌で、なんだか親近感を持ってしまう。そういえば京都時代の友達によく似た人物が居るが、そいつもよれよれだけどサックスを嬉しがって吹きよる。もしかしたらかなり意識していたのかもなと、今ごろ思い当たってほくそ笑んでしまった。あはは
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鉄骨水道水
http://digitaris.exblog.jp/17501867/
2012-05-04T23:13:00+09:00
2012-05-05T16:38:37+09:00
2012-05-04T20:16:12+09:00
digitaris
横浜散歩
横浜の水道は歴史が古い。明治の初期に英国人技師が丹沢の奥、道志川の中流域から引っ張ってきたのが日本の近代水道の始まりと言われている。とにかく埋め立てを繰り返した横浜の港周辺はどんなに井戸を掘っても水質が最悪だったらしく、多分外国人居留地の強い要望だったのだと思うが、質の良い水を得ることが急務だったに違いない。横浜から丹沢にかけては標高は高くないにしろおそろしく起伏の激しい丘陵地帯が続くので、丘のてっぺんからてっぺんへと水道を何度も橋渡ししていかなければならない。少なくとも初期の水道はそういう方法をとったようだ。今もうちの近くの、おそらく一番標高の高いであろう丘の上を延々と水道の鉄橋が何本も渡っている。鉄橋が好きな僕は仕事中にこの水道橋の下を蛇行しながら何回かくぐるのを愉しみにしているのだけれど、大雨の日とかに橋の下の空き地に敷かれたゴムのシートに大粒の漏水がぼたぼたと落ちる音を聴くと、今にも溢れて来るのではないかと少々不安になる。
京都に居た頃はとにかく飲み水が大きな問題で、とくに夏になると琵琶湖にアオコが大量発生し、アオコの匂いで水がとんでもなく不味くなるのが辛かった。横浜に戻ってからは昔よりカルキの匂いはきつくなったけれど一気に美味しい水にありつけるようになってホッとした分もある。カルキの匂いはちょっと湧かせば飛んでしまうし、簡単な浄水器ででも濾してしまえば本当に美味しい水になる。
昔は横浜の水道水は美味い、という自慢があって、東京オリンピック前に東京から引っ越してきたときはその話を聞きかじっていたのか、初めてこっちの水道の水を飲んでみてなんて美味しいんだろうと思った記憶がある。その頃はカルキ臭もほとんどなく蛇口から直接飲んでも谷川の水のような美味さがあった。あるとき関西からやってきたミュージシャンと知り合い、なぜか水の話になって、西宮の水道水はもっと美味いと言うのだった。その頃はもう十分カルキ臭い水になっていて、都会の水道なんて何処もそうだと思っていたから半信半疑だった。ところが実際彼の住んでいる西宮の水道水(阪神が初めて優勝した時期というのを目安に)を飲んでみたところ、カルキ臭もなく本当に美味しかった。多分今もそうなんじゃないかな。公園とかで飲む水があんなに美味しかったら幸せだ。
確かに西宮の水はとろっとしていて甘いので誰でも美味しいと言うのだろうと思うけれど、昔の横浜の水もやっぱり美味かったと思う。西宮の水が甘いのなら横浜の水はキレがよくてさっぱりしていると言っていいかもしれない。軟水硬水の違いを僕には説明することが出来ないのだが、とにかく水源の土壌や鉱物の影響で味が違うのは事実のようだ。そういえばもう十年くらい前になるけれど、車にいつも水タンクを積んでいて、遠出したときに清流の水や湧き水を汲んで帰るのを趣味にしていた。帰ってからやおら珈琲を入れてそれぞれの水を味わう愉しみは、なかなかなもんだったな。
水をイメージした音楽はやっぱりすきっとしていて遠くを見透かすようなところが共通するだろうか。「クール・クール・ウォーター(ロングバージョン)」なんてのを。
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「愛さえあれば何もいらないよ」と言ってみたい
http://digitaris.exblog.jp/17495855/
2012-05-03T03:01:00+09:00
2012-05-03T05:53:44+09:00
2012-05-03T03:01:39+09:00
digitaris
映画・音楽・アート
このところRKOラヂオ映画社制作の映画を何本か観ている。上の画像のようなオープニングタイトルに見覚えのある人も居るかもしれない。インターネットアーカイブで観れる映画でもたまにこのオープニングに出会うことがあって、そういう映画はだいたいが面白い。大メジャーの映画会社だったけれどB級テイストの娯楽作品が多く、『キングコング』から『市民ケーン』、フリッツ・ラングのアメリカ時代の作品まで幅広く手がけている。最近シリーズで観ているのはバル・リュートン プロデュースのB級ホラーなのだけれど、ロバート・ワイズとか後に巨匠と呼ばれるような人が監督をしていたりして妙に格調が高いのも特徴だ。
品揃えの悪い近所のレンタルDVDショップにも昔からRKOの映画がいくつか置いてあって、この『赤ちゃん教育』もその一つだったのだけれど、どうも僕のアレルギー持ちのハナがいまいち利かなかったのかタイトルにも騙されてなかなか手を伸ばせなかった。RKOを意識するようになってそれで初めて借りてみたのだけれど、まあとにかく面白い。ケーリー・グラントとキャサリン・ヘップバーンがおとぼけ対決で火花を散らす、というような痛快この上ない内容なんだけれど、まあ観ないことにはよくわからんわね。監督はハワード・ホークス(ヒュ−ズじゃないよ)で、とにかく上手い。『暗黒街の顔役』とか『赤い河』とか若い頃にも観ているけど、また観たくなります。
で、なんでこの映画を持ってきたのかという本当の理由は、のっけのタイトルバックからしていきなり聴き覚えのある曲が流れて来たから。映画の内容にも重要な役目を果たすその曲というのが"I Can't Give You Anything But Love"で、まあこの、その昔ジャグバンド時代にもよく演奏した名曲を思いがけないところでまた噛み締めることが出来て、この土砂降りの大雨の日だというのになぜかとても気分が良くなったからなのでした。
「愛のほかに何にもあげるものがない」という題名は、大不況の頃、ニューヨークはティファニーのショーウィンドウの前で実際に交わされた会話がもとになったらしい。今の自分もまさにそういう心境ですが。
映画の中では主役の二人が何気ない顔で絶妙なハーモニイを見せてくれるのが思いがけないプレゼントなのだけれど、こっちでは誰に唄わせようかと思っていろいろ当たったけれど、やっぱりレイディにお願い。
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簡易エレベーター
http://digitaris.exblog.jp/17467323/
2012-04-25T17:09:00+09:00
2012-04-25T20:23:50+09:00
2012-04-25T17:08:47+09:00
digitaris
朝の蒼
この棟は階段が三つなので三本のEB。階段の多い棟は5本もある。大きな団地なので百棟弱あってこれに全部設置されると大変な数のEBだ。それが常時電源が入ったままになる。今のところこの近辺6棟分しか完成していないがこれから順番に工事していくらしい。電気を消費したくてたまらない層からの意図をどうも感じてしまうのは原発アレルギーのせいかな。昇降口は3/4階、4/5階の階段踊り場。車椅子は当然アウト。仕事中によく出会う散歩老人(4階住人)は「もう40年もずっと階段のままだった。家賃が上がるくらいだったら俺はエレベーターなんかいらんわ」とぼやいていた。スポーツ労働の僕も同じ、これがあっても階段を使う。いや、二日酔いのときは別かも。
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イタい家
http://digitaris.exblog.jp/17453331/
2012-04-21T23:24:00+09:00
2012-04-22T03:39:34+09:00
2012-04-21T23:24:00+09:00
digitaris
闇雲
震災ものともせず、あるいはその理由によりなのか横浜の郊外では年寄りの髪の毛のようにもうずいぶん寂しくなった山林、雑木林などをさらに伐採して、大株のヒラタケかえのき茸のようににょきにょきと書き割りのような住宅地が出現している。同じ色、少しずつ違いはあるにせよ似たような格好をした家々が肩を寄せ合いひしめき合う。似たような形といっても昔の建て売り住宅よりもいろいろ融通は利くみたいだけれど、スペイン風な門構えにしようがしゃれた板張りの塀に囲まれようがやっぱりハリボテ感は拭えない。それでもシステム化された範囲内でデザインにかなり自由が利くのだろうか。それともこんなデザインのものもカタログに載っているのかな。近所の住宅の中でもひときわ目立っている。
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ゆりかごからセントジェームス病院まで
http://digitaris.exblog.jp/17441124/
2012-04-18T19:51:00+09:00
2012-05-03T05:54:17+09:00
2012-04-18T19:51:54+09:00
digitaris
映画・音楽・アート
久しぶりの投稿になります。二月にハードディスククラッシュ、修理載せ替え以降作業意欲減退。インターネット・アーカイブのサイトから20年代〜70年代くらいの古い映画やテレビ番組など手当たり次第かなりの数を観ている。パブリックドメインなのでサイト上で鑑賞することも出来るし、とっておきたいものはダウンロードすることも出来る。もちろん字幕がないのでなにを言ってるかほとんどわからないけれど、外国語の歌を聴くのと同じで言葉の意味はわからずとも楽しめるものはたっぷり詰まっている。
このサイトを発見したのはもう十年ほど前になるけれど、その時代はネット環境がADSLですらなく、ダウンロードに二日くらいかかるような状態で論外だった。最近試してみたら2Gくらいのファイルが1時間弱でダウンロードできるので驚いたが、まあネット環境だけをとってみれば時代は相当のスピードで進行しているということなんだろう。ハードディスクを載せ替えねばならなくなったような僕のG5マシンなど、還暦を迎えた自分と同じく全く今に追いつける気がしない。
ところでInternet Archiveサイトで観れる古いテレビ番組の中にはコマーシャルを挟んだまるまんまの映像もあったりするのだが、全く違和感なくそれも含めて一つの作品になっているようなシャープな作りのものもある。シャレているのと同時にテレビとは非常に強力な洗脳マシンだといまさら気づく。
「あれはこうだったよね」のような話が出来ないので懐かしものの話は苦手なのだけれど、先述のInternet Archiveサイトで「ドラグネット(Dragnet)」に遭遇して一気に昔に引き戻されたのでちょっと書きたくなった。 「ジャージャジャッチャン ジャーン」というテーマ曲が流行って、例えば教室で何人かがテレビの話題で盛り上がっているところに突然割り込んでいくのに使われたりしたのだったか。僕より下の世代だと「ロサンゼルス捜査網」とかいう題名で記憶があるのかな。僕のリアルタイムでは「ドラグネット」だったらしいのだけれど、そういう記憶がないんだなあ。
その「ジャージャジャッチャン ジャーン」というテーマ曲はヘンリー・マンシーニだったというのはこの間検索して初めて知ったのだけれど、マンシーニは「ピーターガン」も担当していてこれも当時のみんなの記憶に染み付いていると思う。で、その「ピーターガン」なのだけれど、それもリアルタイムで観ていながら「ピーターガン」という題名に記憶がない。代わりの日本題が付いていたんじゃないかと思って考えてみても「ガンスモーク」とかしか出てこなくて、やっぱり僕の記憶能力はたがが外れているのだというのが結論。 Internet Archiveサイトでは「ピーターガン」も一話だけ観ることが出来る。刑事ものではその他「ディック・トレーシー」なんかも楽しめる。あの、フランケンシュタインのボリス・カーロフをゲストに迎えた回のものがあったりして驚いたり。
テレビ番組ではないけれど何年か前には「Betty Boop」を観まくったこともあったな。「Betty Boop」ではお化けの出る洞窟のシーンでのキャブ・キャロウェイのパフォーマンスが圧巻。実際にキャロウェイのパフォーマンスを映した映像の上からセイウチの漫画をなぞって書き込むような手法が使われたらしい。He was the walrus ! そうだった、そのお化けセイウチが歌う曲は「セントジェームス病院」(セイウチの出てくるものが見当たらず画像は"Snow White"の回の変身お化けのもの〜BBではキャブ・キャロウェイはとにかく使い回しされている)。僕が死ぬときはこの世の病院にはきっと行かないだろうと思うから、「セントジェームス病院」に予約を入れておこうかな。「Betty Boop」は初期の作品が抜群に面白い。ストーリー展開やギャグやいろんなものがぶっ飛んでいてサイケデリックでさえあり、とにかく画面全体がスウィングしている(言葉の通り実際に揺れている)。筒井康隆がBetty Boopフィルムの日本有数のコレクターらしいが、なんと言う題名だったか忘れたがBetty Boopについて書かれた著作も抜群に面白い。その本が、まさにBetty Boopアニメを観るときの参考書になったのだけれど、筒井さんのおもしろどころと僕の見所がほとんど一致していて楽しかったな。マックス・フライシャーのアニメについてはもっといろいろ話があるのだけれど、また別の機会にしようかな。
おまけ:アニメにコピーされたキャブ・キャロウェイのパフォーマンスが実写で観れます。このリンクの冒頭です。後のアニメもお楽しみ。「Minnie The Moocher」
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年賀
http://digitaris.exblog.jp/17029285/
2012-01-03T17:28:17+09:00
2012-01-03T17:28:15+09:00
2012-01-03T17:28:15+09:00
digitaris
闇雲
今年は年明けに地震で始まりました。去年のそれを彷彿させるような長い地震でした。まだ終わっていないということですね。僕の暦でいくと還暦の年に大きな災害があり、自分もその中に居ました。後厄などと言いますが、今年はもっと大変な目に遭うのでしょうかね。還暦記念のアルバムを出している筈が、全く手を付けられずに年越ししてしまいました。それならと正月は籠ってちくちく音楽に専念しようとしましたが、やっぱり生活に疲れていた影響でか身体を休めることに精一杯でほとんどなんも出来んままです。大晦日にようやく買い出し終えて、食べ物の仕込みでバタバタしていたら気が付けば正月終わっています(笑)。よくわからん正月だ(った)なあ。まあなんにせよ、去年はあまりに人が多く亡くなったので、身内に不幸はありませんが何となく喪に服したいような気持ちで・・・迎えている、(言っていることも)取り留めなく終わりそうな正月で・・・(した)。
ツウ・ビイ・コンチニウド]]>
ダットサン・ブルーバード65年型
http://digitaris.exblog.jp/16580663/
2011-09-20T20:13:03+09:00
2011-09-20T20:13:01+09:00
2011-09-20T20:13:01+09:00
digitaris
闇雲
多少汚れもガタも来てますが、高速道路80キロ平均走行可能ですぜ、旦那。
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19日のライヴデータをサウンドクラウドにアップしました。今後しばらくサウンドクラウドで日々の作業からこぼれた音を置いて行くつもりにしています。左のメニューからどうぞ。]]>
9月17日(土)にライブ
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2011-09-04T23:53:00+09:00
2011-09-05T07:01:23+09:00
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digitaris
お知らせ
3.16と3.23の黒い雨に晒されたのが原因と思われるきついアレルギー症状が出てしまい、夏の間はずっと臥せっておりました。仕事は何とか足を引きずりながらでも行きましたが、症状がゆっくり長い間かけて現れたので、回復の方も先が見えず苦しい毎日。それでもこのところ調子が良く、加速度的に快方に向かっているようでホッとしているところです。ご心配かけました。
9月17日(土)にライブが決まりました。山田勇男さんの映画のサウンド・トラックで印象的なスライドギターを弾いていた吉本裕美子さんというギタリストの方からのお誘いです。今年の一月の山田さんとうらたじゅんの展覧会の打ち上げで、一度一緒にライブしましょうか、なんぞ軽くお喋りしていたのを本気で考えていてくれたようで、ありがとうございます。本調子にはほど遠いのですがまあそれなりにやれることもあるかと思います。当日は東京辺りで大々的なデモなどもありそうですが、デモ帰りに一服という趣向で来ていただけるのも嬉しい気がします。
インプロヴィゼーションが主体のコンサートなのですが、無理矢理唄を割り込ませていただいたようなところがあって、まあそういうときはそれなりに自由にやれたらいいかなと思います。いつものことですが。
アコギをアンプから音出ししようかと思ったら、あれ、シールドがない!とか全く現状に追いつけない今日この頃。
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