2007年 01月 08日
きたさんとじゅんちゃん |

その友達というのはこのブログのリンクでもおなじみのpinon-pinpnさんなのだけれど、旦那さんのきたさんとともに京都時代に色々と縁のあった二人だ。
きたさんは今は家業でもある陶芸の仕事を引き継いでやっているらしい。京都時代はそういうことなど全く知らなかったのでどんな仕事をしているのか興味もあった。じゅんちゃんは家の敷地内に可愛らしい小屋があって、そこで小物雑貨やCDなどを扱ったpinon-pinonというお店をやっている。家は気比の松原にほど近く、すぐ海岸に出られるというのが何ともうらやましい。

きたさんは一月十日から作品展があるので今は追い込みの真最中だし、じゅんちゃんは大掃除の片付けで何かと忙しくしているところに、呑気にお邪魔してしまったので申し訳ない気もする。着いたなり皆の用事が済むまでまず松原に出て散策ということにした。
出てくる時は横浜は季節外れの嵐が去って、妙に生温い気温とともに暖冬を思わせる気候だったが、いざ日本海側に来てみれば雪雲のような分厚い雲がどんどん流れて来て、今にも雪になりそうな気配だ。さあそろそろ買い物にでも行ってそれからほとんど十年ぶりくらいになる酒でも酌み交わそうか、というところへ案の定雪が降って来た。

対バンで初めて知り合ったのがきっかけで少しだけ一緒にバンドをやったことがある。残念ながら僕がメンバーを取りまとめることが出来なかったせいでその先続けられなかったのは申し訳ないと思っている。
今きたさんはpopoというトランペット奏者二人と一緒のこれまた妙な音楽をやっている。CDが一枚出ているが素晴らしい内容のものだ。
また機会があったら一緒にやりたいな。

その日の買い物でいい鯖が出ていて、これをきたさんがたたきにして出してくれたのだが、こんなうまい鯖は今まで口にしたことがなかったと思えるほど。
宴が進んでくるうちに今度はじゅんちゃんがやおら小麦粉をこね始める。スコーンを作りたくなったのだと言う。強力な料理人達に囲まれて、僕はなんて幸せなんだろう。
雪の降る中ぬくぬくとして友人と酒を酌み交わす、これにずっと憧れていたんだっけ。

次の日、何故か意気投合したきたさんの知り合いに連れられて、敦賀から少しばかり離れたスキー場に隣接した温泉に連れて行ってもらった。
まさにトンネルを抜けると雪国で、昨晩の雪がすっかり上がってしまった敦賀の街とは比べ物にならない。雪舞う露天風呂で長湯だ。
帰りは今庄名物の蕎麦を食いに行こうというので向かった途中で、前を走っていた仲間の車が路肩の斜面にはまって身動きが取れなくなってしまった。JAFに来てもらうまで相当時間がかかるというので、JAFに先を越されるのも心配だったが皆で一台の車に同乗しとりあえず蕎麦を食べに行こうということになった。
しし肉の入った温かいそばをいただいて(この蕎麦がまたなかなかだった上しし肉で元気一杯)現場に戻ってみると、なんとその後ろからもう一台が同じようにはまって追突しているではないか。車の後部はぐしゃぐしゃで、もしあのままJAFを待って車に乗っていたらどうなったか分からないね、と胸を撫で下ろしたという始末。参りました。
しかし今回の旅は色々なことが起きたんだなあ。

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きたさんの個展のお知らせ。
popoのライブもあるそうです。僕も行きたいけれど。
場所は、大阪阿波座のギャラリー、シェ・ドゥーヴル。
TEL 06-6533-0770


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by digitaris
| 2007-01-08 19:06
| 日の丸観光