2006年 03月 03日
惑星それぞれの一日 |
「ガイア」という概念がある。
生命体を維持するための大気などの環境装置を自ら調節しているという意味で地球それ自体が生き物であるというような意味ととらえている。
広く考えれば大気のある、いや無い(水星も僅かに大気があるらしいので太陽系惑星は今のところすべて大気を持っていると言ってもいいのだが)惑星でさえも生き物であると言えなくもない。
例えば木星や土星などの表面の美しい文様は想像を絶するほどのダイナミックな大気の動きの結果だ。生命は存在しないかもしれないが惑星それぞれの「個」としてのアイデンティティーを誇示するかのようにも見える。
遠くから眺めれば例えようもなく美しく、「ああ木星も生きているんだなあ」などとお気楽に構えていられるが、実際の木星表面では地球三個ほどがすっぽり納まってしまうような大きさの壮絶な嵐が四六時中吹きまくって、例えば木星上にヒト一人悦に入って佇んでいられる場合ではきっとないはずだ。
( 生き物としての地球の表情、意思を地球上から感じることが出来るか。)
地球も外から見れば美しい惑星であり生き物が暮らせる太陽系では珍しい穏やかな星と言えないこともない。しかし本当にそうだろうか。
地球に住む人間自身も地球を遠くから眺め、美しい星だと悦に入っているだけなのではないか。
本当は木星に匹敵するくらい生々しい現実を抱えているのに、それに目を背けさせるために人工衛星は日々地球の美しい映像を送りつけてくるのではないのか。
朝5時、南南東やや低め。木星がたしかに輝いている。
早起きの出来る人はその方角を覚えておいてほしい。太陽から7億7830万kmと気の遠くなるほど遠く離れているのにこんなに明るいのかと驚くほどだ。
(註:実際は夜中の11時くらいから見えるそうだ。狭い範囲だが動きがあるのでここに記した方角はだいたいの目安としてほしい。)
http://homepage2.nifty.com/turupura/new/new0603_01.html
by digitaris
| 2006-03-03 18:15
| 自然石クラブ