2007年 03月 04日
月響 |
満月の夜に外を歩いていると頭上に存在を感じる。
光が降り注いでいるので目の端にまぶしいものも感じるのだが、光とともに物理的な力が作用しているような気がする時がある。光が、なんと言ったらいいか、皮膚を触ってくるような感じ・・・。圧迫というほどでは無いのだけれど、押されているくらいの実感がある。いや、もしそれが月の重力の影響だとすればと引っ張られているということになるのか。確かに海も引っ張られて大潮になるくらいだから、僕らでもそれを感じている筈だし、実際満月の時期は身体も精神もバランスが緩んで少々具合がおかしいと思う時がある。僕らが思うくらいだから、自然の摂理にもっと忠実な鳥や植物や雲などは相当の影響を受けているに違いない。鳥の行動など、もう少し気を付けて観ておかなければと思う。
それにしても月の明りの痛いほどの皮膚感覚。太陽の明りはたちまち熱を感じるので分からなかったが、熱だけを取り除いたような月明かりの場合は「押す」ような物理的感覚を感じやすいのかもしれない。
重力で引っ張られ、そのお返しのように光で押される。
それでプラマイゼロかというと決してそうでもないような気がする。
持って行かれるところと貰うところが全く違うからだろうな。
by digitaris
| 2007-03-04 20:25
| 闇雲